院長ごあいさつ
旧・阿部クリニックは、令和5年(2023年)9月1日をもって外来診療と訪問診療の2つの形を合わせ持った『双泉クリニックいけがみ』として、生まれ変わりました。平日の午前中は外来診療、午後は訪問診療を行います。
このたび院長に就任した小澤 司より自己紹介をかねてご挨拶を申し上げます。私は大森赤十字病院で生まれ、大田区立馬込第二小学校、東邦大学医学部を卒業し、その後25年以上、東邦大学医療センター大森病院に勤務した生粋の地元人間です。医師免許を取得してから30年以上が経過し、その間、胸部・心臓血管を専門とする医師として、国内および海外の基幹病院にて精進してまいりました。2019年に小児心臓血管外科の執刀医を引退して以降は、オールラウンドな医師を目指して第二の人生を歩んでおります。
この『双泉クリニックいけがみ』は、東急池上線の池上駅から徒歩3分という、アクセス良好な場所に立地しております。しかも近隣には、伝統ある池上本門寺や池上梅園を有する風光明媚な名所旧跡を有しており、自身の子供時代の遊び場でもありました。そのため幼少期から慣れ親しんだ地域で働けることは、とても有難いことと感じております。
自身のスタンスとして、「この患者さんが自分の家族だったらどうする?」という目線に立って、外来診療および訪問診療・往診を行っていく所存です。どうかお気軽にご連絡ください。今後とも宜しくお願いいたします。
院長 小澤 司
令和5年(2023年) 9月吉日
【専門医・認定医の資格など】
〇心臓血管外科専門医・修練指導者
〇胸部外科認定医・指導医
〇外科認定医・専門医・指導医
〇ICD(インフェクションコントロールドクター:感染管理医)
〇脈管専門医
〇臨床研修指導医
【学会の役職など】
1)日本胸部外科学会 正会員
2)日本小児循環器学会 評議員
3)アジア心臓血管外科学会 国際会員
4)日本心臓血管外科学会 評議員
【プロフィール】
1965年 | 東京都 大田区にて出生 |
1978年 | 大田区立馬込第二小学校卒業 |
1984年 | 開成高校卒業 |
1990年 | 東邦大学医学部卒業・第84回医師国家試験合格 |
1990年 | 東邦大学医学部 胸部心臓血管外科学講座 入局 |
1992年 | 国立がんセンター中央病院 麻酔科研修 |
2000年 | 『小児開心術体外循環における血中補体活性と炎症性サイトカイン』により学位授与.医学博士. |
2000年 | CANADA留学.Toronto大学・Toronto General Hospital心臓外科 研究医員 |
2002年 | 東邦大学付属大森病院 救命救急センター 助教 |
2003年 | 財団法人日本心臓血圧研究所振興会 榊原記念病院心臓血管外科 |
2003年 | 東邦医学会賞受賞 |
〃 | 東邦大学医療センター大森病院 小児心臓血管外科 診療責任者 |
2005年 | 順天堂大学附属順天堂医院 心臓血管外科 非常勤医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大森病院 心臓血管外科 講師・医局長 |
2011年 | 東邦大学 医学部 医学科(大森病院) 准教授 |
2019年 | TUMSグループ城東桐和会 東京さくら病院 副院長 |
2021年 | 医療法人社団目黒厚生会 本田病院 内科 |
2023年 | 東邦大学医学部(大森)心臓血管外科 客員教授 |
〃 | 医療法人社団仁和会 双泉クリニックいけがみ 院長 |
----------------- 現在に至る-----------------
【主な書籍・筆頭論文】
小児心臓血管外科手術シミュレーション
【主な書籍・筆頭論文】
1. 小澤 司,小山信彌,吉原克則,徳弘圭一,堀越 淳,塩野則次,鈴木直人,鹿野純生,櫻川 浩,藤井毅郎,高梨吉則,小松 壽:High aortic occlusionを伴うLERICHE症侯群の1治験例.日臨外医会誌54:1226-1229,1993
2. 小澤 司,吉原克則,徳弘圭一,小山信彌,小松 壽,高梨吉則:心肺停止を来した広範腱索断裂の1治験例.日胸外会誌 43 :1988-1993,1995
3. 小澤 司,小山信彌,渡邊善則,吉原克則,塩野則次,横室浩樹,藤井毅郎,櫻川 浩,濱田 聡,益原大志,廣橋 努:Continuous retrograde tepid blood cardioplegia(CRTBC)の検討.心臓30(suppl5):5-6,1998
4. Ozawa T,Yoshihara K,Koyama N,Yamazaki S,Takanashi Y:Superior biocompatibility of heparin-bonded circuits in pediatric cardiopulmonary bypass.Jpn J Thorac Cardiovasc Surg 47:592-599,1999
5. 小澤 司,吉原克則,小山信彌,渡邊善則,塩野則次,藤井毅郎,櫻川 浩,山崎史朗,高梨吉則:弁付きパッチの組織増生による狭窄を来したFallot四徴症再手術の1例.胸部外科 52:856-859,1999
6. Ozawa T,Yoshihara K,Koyama N,Watanabe Y,Shiono N,Takanashi Y:Clinical efficacy of heparin-bonded bypass circuits related to cytokine responses in children.Ann Thorac Surg 69:584-590, 2000
7. 小澤 司:小児開心術体外循環における血中補体活性と炎症性サイトカインに関する検討.東邦医会誌 47:65-73,2000
8. Ozawa T,Mickle DA,Weisel RD,Koyama N,Ozawa S,Li RK:Optimal biomaterial for creation of autologous cardiac grafts.Circulation 106:I-176-182, 2002
9. 小澤 司,Li RK:心筋の再生,再生医療工学の最先端(筏 義人編) p139-146,265p.シーエムシー出版,東京,2002
10. Ozawa T,Mickle DA,Weisel RD,Koyama N,Wong H,Ozawa S,Li RK:Histologic changes of nonbiodegradable and biodegradable biomaterials used to repair right ventricular heart defects in rats. J Thorac Cardiovasc Surg 124:1157-1164, 2002
11. 小澤 司,吉原克則,高梨吉則:先天性心疾患領域における再生医療.日本小児循環器学会雑誌 20:499-506,2004
12. Ozawa T,Mickle DA,Weisel RD,Matsubayashi K,Fujii T,Fedak PW,Koyama N,Ikada Y,Li RK:Tissue-engineered grafts matured in the right ventricular outflow tract.Cell Transplant 13:169-177, 2004
13. 小澤 司:先天性心疾患治療における再生医学にはどのような未来があるでしょうか.小児内科 37:1598-1601,2005
14. 小澤 司:心筋の再生,再生医療工学の技術 (筏 義人 編) p134-141,251p,シーエムシー出版,東京,2007
15. 小澤 司:小児心臓外科における低侵襲化因子と予防的抗菌薬縮小投与.日本小児循環器学会雑誌 24: 522-526,2008
16. 小澤 司:心血管系疾患,ハリソン内科学準拠問題集 改訂第3版(佐地 勉 監訳)p213-285,563p,メジカルビュー社,東京,2009
17. Ozawa T, Fujii T, Shiono N, Hamada S, Masuhara H, Hara M, Sasaki Y, Katayanagi T, Yoshihara K, Okano Y, Takatsuki S, Saji T, Koyama N, Watanabe Y: Fontan conversion with novel direct ablation after childbirth: Surg Today 41: 1684-1688, 2011
18. 小澤 司,片山雄三,渡邉善則,武藤理香,落合亮一,森 伸一,元木康裕:人工心肺下体肺動脈短絡手術(S-Pシャント術)と体外循環法.Clinical Engineering 24:856-865,2013
19. 小澤 司,吉原克則:先天性心疾患の外科術式-人名のついた手術法-.先天性心疾患(中澤 誠 編著)p45-58,452p,メジカルビュー社,東京,2014
20. 小澤 司,片山雄三,渡邉善則:人工心肺下体肺動脈短絡手術(S-Pシャント術)の実際.心臓手術の実際 Part3(許 俊鋭 監修)p303-306,324p,Gakken,東京,2014
21. 小澤 司(編著):小児心臓血管外科手術シミュレーション 283p. メジカルビュー社,東京,2016
22. Ozawa T,Katayama Y,Shiono N,Watanabe Y: Open-square technique using a novel pre-cuffed, spiral-ringed conduit for the Norwood procedure.Interact Cardiovasc Thorac Surg 25:125-127, 2017
23. 小澤 司:新生児期に行われる心臓血管外科手術の術式.新生児学テキスト(日本新生児成育医学会 編)p296-306,864p,メディカ出版,大阪,2018
24. 小澤 司,片山雄三:新生児期に“姑息術”が必要となる疾患とその術式.ステップアップ新生児循環管理 改訂第2版(与田仁志 編著)p240-250,408p,メディカ出版,大阪,2021
25. 小澤 司,片山雄三:新生児期に“根治術”が必要となる疾患とその術式.ステップアップ新生児循環管理 改訂第2版(与田仁志 編著)p251-263,408p,メディカ出版,大阪,2021